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- 2010年6月23日
[グループE 日本×デンマーク]いざ、デンマーク戦
人生で最初の日と、人生で最後の日は、どちらが特別なのだろうか。この質問を誰かにぶつけたとしても、これはあまり意味のない質問なのかもしれない。両方の日を覚えている人は、世界中探してもまずいないだろう。ここで言うところの人生で最初の日、というのは子宮の中の子守り歌を聞き終えて、この世界の光を浴びた最初の日のことだが、この日のことなら覚えている人はいるかもしれない。人生で最後の日のことを、その日以降に覚えている人は、いないだろう。
つまり両方の日を実体験として覚えている人はいないのだから、想像の中で比較するしかない。人生で最初の日は、文字通り奇跡が起きた日のことである。なぜこの世界があるのか、そしてなぜこの世界には様々な物質があり、植物はまだしも、動物という不思議な物体が跋扈しているのか。この世界があるだけでも奇跡なのに、その世界に自分が一人の人間として生まれた。奇跡の連鎖が結実した日、それが人生最初の日である。
人生で最後の日は、死ぬ日のことである。つまり永遠の眠りに入る日のことだが、この日を境に、天変地異で地球上の動植物が全て息絶えようと、太陽が膨張して太陽系が消滅しようと、二度と目を覚ますことはない。永久の闇の中に突入する日、それが人生最後の日である。もっとも、人が寝ている間に自分は寝ていると気付かないように、死んでしまったら本人は気が付かない、というか気付きようがないのだが。
そういった意味では、どちらも特別な意味合いを持った日だと言うことはできるだろう。
気が付けば、日本代表にとってグループリーグ最終戦、デンマーク戦は両者が決勝トーナメント進出を掛けて戦う特別な一戦となった。4年に一度のW杯、日本代表、デンマーク代表の面々にとって、人生で二度と訪れないシチュエーションになるかも知れない。
こういうときのハッパの掛け方は色々ある。何が何でも勝て、勝てば文句なしで決勝トーナメント進出だ。いや、引き分け以上でいいのだから、慎重に、集中して行け。といったものから、単に、頑張れ。というものまで、本当に色々ある。
そして、人生最後の日だと思って戦え、というものがある。これが人生最後の日だ、明日以降サッカーボールを蹴ることはもうできない。明日以降2度とサッカーの試合をすることはできない。そう思って死ぬ気で戦え、というものだ。しかしこの方法はあまり推薦出来ない。日本人が大好きな玉砕主義に陥りがちだからだ。例えば後半ロスタイムに入ってあと1点必要、というとき、こういう精神で最後まで冷静に戦えるだろうか。
そこで、人生最初の日だと思って戦え、というのはどうだろうか。奇跡の連鎖が結実した日、君たちがこの世に生を受けた日、サッカーボールと出会う日に繋がる日、そして、決していいことばかりではなかったかも知れないけれど、多くの人達が憧れるプロ・サッカー選手になることが出来て、W杯を戦う23人に選ばれることになる日に繋がる日、そして生んでくれた両親に感謝する日、ついにはこのデンマーク戦に辿りつく日だと思って。
こう思えば、敬虔な気持ちで、熱く、リラックスし、かつ集中して戦える。
日本代表、この試合が人生最初の日と思って戦え。
(本田千尋=文)
コメント(6)
- kusu2010年6月24日 2:36 AM
日本を離れて外国に住むものにとってはフットボールと言うのは国際共通語です。どこかのバーでワールドカップについて、さまざまな国の人達とフットボールについて、いや、自分の国のナショナルチームを語るのは自分のアイデンテティーそのものです。だから、みんな、熱くなります。安っぽいナショナリズムでは無いです。皆、我が国のいいプレイを自慢したいのです。だから、今回の日本代表には様々な辛酸があったと思いますが、リラックスして自分のプレイをしてもたいたいです。たとえ、負けてもいいです、我が国のナショナルチームは最後まで諦めなかった、胸を腫れる試合を見たいです。頑張れ!!
- qingmu2010年6月24日 11:09 AM
これまでの日本代表チームに今回のデンマーク戦のようなぎりぎりの精神力の中で迎える試合が一体いくつあっただろうか。
94年のW杯最終予選の時?98年のW杯の最終予選の時?
本当の意味でのぎりぎりの試合
W杯本番の大会では・・・
2002年はホームという安心感があった。
2006年はチームが崩壊し、そんな雰囲気ではなかった。
2010年は1次リーグ突破に向けて最後の1戦で日本はチャンスをつかむことができるだろうか。
カメルーン戦をラッキーな結果(勝利)で迎えたことでつかんだチャンスということもできますが
世界1線級の相手が全力でガチンコに来る状況の中で勝つ可能性をどのように模索するのだろうか。
岡田監督も今回のW杯を通じて世界を知ることになりましたが、選手も同様。
世界で戦う、勝つためにはどうしたら良いのかを知るには絶好の機会。
怖いのはオランダ戦で得られた必要以上の自信(過信)と疲労から来るパフォーマンスの低下か。
ぎりぎりの中でのぎりぎりの勝負。
こういった勝負で勝つためにはどうしたら良いのだろうか。
それを知る権利を得た日本代表ですが・・・
日本というチームは世界を知らない分、まだまだ強くなる可能性はあるのかもしれない。
そのためにはやるべきことは監督、選手以外の協会にも残されているとは思う。
でも、まずはそのために必要なものが何なのかを知ることも重要。
それを持ちかえることができるだろうか。
勝っても負けても世界で勝つために必要なものとは・・・
今回の試合ですべてが得られるわけではないと思いますが、協会含めてみんなで考えるきっかけになるだろうか。
もしかしたら今回の経験で岡田監督が協会の会長に就任することが日本が強くなるために必要なのかも。
いろんなことを妄想してしまう1次リーグの第3戦のデンマーク戦
日本が今後、強くなるかどうかはまったくわかりません。
それでも日本が強くなる経験を積めている大会になっているのではないでしょうか。
絶望の中からの光明・・・勝てばそれが大きくなるのか、それとも小さくなるのか。
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それにしても今回のW杯の日本チームの変化は興味がそそられる対象ですね。
スポーツライターを目指すみなさんは腕の見せどころではないでしょうか。
こうやってみなさんが発表した文章に批判もあれば賞賛もあるコメントがどんどん入って来るのは自身の腕を磨く上では重要のような気がします。
書き込んだコメントに対する対応にも人柄で出て来ますし。
スポーツライターといっても客商売、以前は光っていたのに最近はダメになったなあ。なんて思うこともありますが、売れれば書ける時間も減るし、売れなきゃ飯が食えない。
いろんな難しさがあると思いますが、書くことで評価が出るわけですからそれを忘れずにがんばってほしいですね。
ここを見ていて思うのでは、過剰な修飾語や一文が多いと思います。
書く文章に目を引かせる必要があると思いますが、それはひとつで充分。
過剰な修飾語の羅列はかえって嫌悪感を生むと思います。
大事なのはなぜそう思ったのかを自分の言葉で伝えること。
思いますが、物を想像する仕事にたずさわる人たちは初期に発表した作品にひかるものがあると思います。
そのひとが一番時間をかけて作ることができた時代に発表された作品を参考にしてみたらどうでしょうか。
でも、一番大事なのは、なぜ?と思って、その答えを自分で見つけたいと思うことだと思います。
人に伝えたい気持ちよりもまずは自分が知りたい。それができないと相手に伝わる文章は書けないと思います。
もし、みなさんに機会があるなら試合に出る出ない関係なしにW杯出場選手の最年少選手と最高齢選手に話を聞いてみると面白いかもしれません。
あとは裏方さんとか。
いまの日本チームのキーワードは一体感、
一体感が生み出す力とは何か?
いまの日本人が一番失ったものだと思うので、おもしろい題材と思うのですが。
僕は日本協会やチームが今後あるべき姿と含めて読みたいと思う題材です。
- 山本2010年6月24日 1:45 PM
僕はこのこの文章を読み、とても感動しました。
是非、選手にも読んでもらいたいなぁ、と思いました。
日本を代表する23人に選ばれた選手達に、さらなる奇跡が起こる事を期待し、祈りながら応援しようと思います。
- 本田千尋2010年6月26日 7:01 PM
>kusuさん
まさか海外にお住まいの方からコメントを頂けるとは思いませんでした。
ありがとうございました。
>qingmuさん
貴重なアドヴァイスありがとうございます。
>山本さん
そう言って頂けると何よりの糧となります。
ありがとうございました。
- 村田2010年7月6日 10:01 PM
年のせいでしょうか?
VSデンマークは、しっかり見ましたが、決勝トーナメントのVSパラグアイの日は、完全熟睡してました。
何か自分の中で予感したんでしょうね。。。。
深夜1:00まで起きて見る価値もない・・・・
結局、日本が散ると・・・・・・
格下のアジアの国がVS日本戦で見せるような、アルマジロかセザンコウ?(いや、こいつら攻撃はしないから、うーん、たとえるなら・・・)ヤマアラシかスカンクのような(?)、サッカーをした岡田監督を批判しているスポーツ・ライターが「断じて、こんなのが、日本の目指すサッカーじゃない!」と、おっしゃっているようですが、私は、監督・選手一同は、実力以上のチカラを出し尽くして、ヨー予選突破したと思います。 ホンマに・・・
でも、これが限界です。。。。
いっそ、FIFAに、お願いして、日本代表のWC予選は、ヨーロッパか南米に組み入れてもらったらどうでしょうか?
もう、いいでしょう。アジア予選は・・・・
営業的にも、中国かインドあたりに出場できる可能性を与えることをこれから考えるなら、韓国・豪州・日本・ニュージーランドは、アジア枠じゃなくて、正々堂々と列強国のいる予選リーグを戦って勝ち上がってたときこそ、はじめて「ベスト8いや4を目指す!」と恥ずかしくなく、宣言できる国になると考えますが・・・・
もう、20年くらい出場できなくてもかまいませんから
ホント20年くらい本場で揉まれないと、真のサッカー文化なんて、日本という国には根付かないと思うんですよ。
選手の海外移籍の促進なんかより、ずーっと手っ取り早いと思うんですが。
まー、無理でしょうね。。。。。。。
- 本田千尋2010年7月11日 9:29 PM
>村田さん
コメントありがとうございます。
確かに日本代表はもっと揉まれる必要がありそうですね。
そこでアジア予選ですが、まだまだ侮れません。今回の予選でもし日本が隣のB グループに入ったら、と考えると…







