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- 2010年7月18日
[グループF イタリア×ニュージーランド]ユニフォーム
中学生のとき、軟式テニス部に所属していた。ホケツだった。そして、レギュラーだったヤツがこんなことを言っていた。
「試合用のユニフォームを着ると、なんか強くなったような気がする」
この試合のイタリア代表を一言で表現するならば、「セリエAの凋落」といったところだろうか。確かにインテルはチャンピオンズ・リーグで優勝した。しかし決勝のスターティング・メンバーにイタリア人は一人もいない。それどころか同クラブに所属するイタリア人でめぼしいのはバロテッリ、マテラッツィ、サントン位である。
そして今大会のイタリア代表にインテルの選手は一人もいない。4年前に比べて特に目新しいところもないし、中盤に変化をもたらすことのできるピルロも出遅れ、これでは勝てるはずがない。
しかし監督のマルチェロ・リッピは腐っていなかった。たとえニュージーランドが相手であっても、後半開始と同時に2枚のカードを切ってきたし、3枚目のカードを切るのも早かった。このあたりの決断力は流石だと思う。
決断力の素となるのはリスクと責任を一身に引き受けるという覚悟だと思うが、リッピからはそうした気概が感じられた。要は、個人に哲学があるかないか、ということである。
ニュージーランド代表を見ていると、やはりその向こうに同国ラグビー代表のオール・ブラックスを見てしまう。ラグビー選手がサッカーのユニフォームを着て戦っているような気がした。一頃あったK-1対ボクシングのような異種格闘技戦を思い起こした。
ニュージーランドは相手がイタリアでも名前負けしていなかった。ビビッていなかった。もちろん他のスポーツに比べてサッカーは何が起こるかわからないので、相手がどこであろうとビビる必要はないのだが、その強いメンタリティはどこから来るのか、と考えると、やはりオール・ブラックスなのではないだろうか。
ラグビーの世界的強豪チームがの影響力、というものを考えると、いっそのことサッカーの代表チームのユニフォームも黒にしてもいいのではないか。日本の地方都市の公立中学の選手でなくとも、ユニフォームが個人のメンタルに影響を及ぼすのは間違いなさそうである。
ニュージーランド代表のバスケットボール代表はトール・ブラックスと呼ばれ、試合前には伝統のハカを踊る。サッカーの代表も黒のユニフォームを身にまとい、試合前にハカを踊ってもおもしろい。
そのアイデアが出来るかどうかは別として、現行のW杯予選のレギュレーションが続くのであれば、今後もニュージーランド代表がW杯に出てくる可能性は高い。W杯の舞台での黒い軍団のハカの踊りは、サッカーの世界に新しい風を吹き込むことになるはずだ。
因みにレギュラーの彼は、ユニフォームを着ようが着まいが、強かった。
(本田千尋=文)
コメント(1)
- 冬のトリトン2010年7月19日 9:45 AM
それはあると思いますよ。ユニフォームで気分が高揚するということは。じゃあ、日本の場合、なんでしょうねぇ。国際的に強いといえば柔道ですか。じゃあ白? う~んピンとこない。あとは野球か。でもチームによって色、デザインはまちまちですからねぇ。
残るは、日の丸をイメージした赤と白ですか。でも日の丸をデザインしたユニフォームを着たからといって、選手の気分が高揚しますかね。小さいときから日教組の影響で「日の丸は軍国主義の象徴」と教えられているでしょうし。ニュージーランドは黒でいいでしょうけど、さて日本となると思いつく色って、意外とないもんですね。







